うつ病に対する家族の視点について考えさせられました(NHK障害福祉賞2017| うつ病の親を持つ子どもより)

 

EテレのハートネットTVという番組で、2017年度のNHK障害福祉賞を受賞した菅野春華さんを追ったドキュメンタリーをを見ました。

NHK障害福祉賞とは、障害のある人や共に歩む人の体験談募集し、これを賞するもの。

菅野春華さんは21歳。優秀賞受賞作となった「私の話を聞いてください― うつ病の親を持つ子どもより ―」は、彼女の中学時代に父親がうつ病を発症 、その時の体験を綴ったものです。

ここには赤裸々ににうつ状態の父親の状態やその時の自分の感情を書き出しています。

近親者であるがゆえの、むき出しの心は、うつで闘っているのが本人だけでないことを教えてくれるものです。

また、「誰も悪くないのだから、もう自分を許してあげてほしい」と言ってあげられる人が身近にいることが、どれだけ大切なのかということの実例にもなっていると言えるでしょう。

 

子どもは、周囲の大人が考えているより、親の精神疾患でダメージを受けています。「頑張れ」と励ましていけないのは、患者だけでなく、家族も一緒です。精神的にぼろぼろになりながら、これ以上何を頑張れば良いのか、アドバイスという名の押し付けを行う人は具体的な方法を教えてくれません。父の通っていた精神科の医師に、「うつ病とはこういう病気で、こういう症状が出た時はこう対処すれば良いんだよ」と一言教えて欲しかった。辛いとこぼした時に、「辛かったんだね、よく頑張ったね」と声をかけてくれる大人の存在が欲しかった。涙を流しても、「一番辛いのはお父さんなんだから」と叱責されない環境が欲しかった。子どもだから知る権利がない訳ではありません。子どもだからこそ、どんなに幼くとも親の精神疾患に対してきちんとした知識を得る必要があります。苦しい時には頼れる場所を作る必要があります。

 

この部分は、特に心に残りました。

「頼れる場所」を探すお役に少しでも立てられるようになれればと思います。

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