病に辛さは付きものだけど孤独は必要ないことを教えてくれたドキュメンタリー

 

2017年秋に観たテレビのドキュメンタリー番組が心に残っています。

 

 

単なるがん闘病記ではなく、Facebookを発端に「若い患者が悩みや思いを共有できる場を作ろう」と思い立って、実現させるようすを追ったもの。

乳がんに罹ってしまった自分の辛さと、「どうしてあのとき……」という後悔を、「させないように」という活動を始める人は少なくないかもしれません。

しかし、登場する髙橋絵麻さんは、「経験者と未経験者」という関係ではなく、「先輩と後輩」という関係でもない「場」を作ろうとします。

「病を受け入れ、ありのままの私を生きる」

こうした決意は、病気の宣告から立ち上がろうとする誰もがすがりたい目標でしょう。

でも、その実現のために独りで頑張ることができるのは、多くないはずです。

だからこそ、必要なのが「共有できる場」であるという彼女の考え方と、組織の作り方には、学ぶべき点が多いと思いました。

これは逆に、自分は当事者ではないからといって、その問題に無関係であることにはならないことを示しているとも言えます。

誰もが上下の関係なく共有できる場であれば、「病気である」という資格さえ必要ないということですから。

 

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