うつには温かい紅茶が効きますよという経験者の話

 

うつを「遭難」に例えた経験者の記事を紹介します。

山で道に迷った時は、決して谷筋へ降りて行かず、峰の上をめざして歩くこと、というのに共通するものを感じます。

上に登れなさそうな時は、無理をせずに留まって、体力を温存するためにビバーク(緊急泊)です。

 

うつのどん底にいたときに僕が最も助けられたアイテムは、魔法瓶です。これに温かい紅茶を詰めて枕元に置くのです。希死念慮がやってきたときは「とにかく温かいお茶を飲もう、それだけでいい」で意識をそらし、次は「お茶を補給しよう、それができれば十分」で達成感を回復しました。

僕のどん底は冬でしたので、「寒い。しかしストーブの灯油を補給する気力もない」ということはよくありました。そんなときに温かな魔法瓶のお茶は本当に大きな救いでした。これで、玄関まで歩いて灯油を補給する気力を引っ張り出せました。

中身は、シンプルにひたすら甘いストレートの紅茶がおすすめです。ミルクは胃に重くて飲めなくなるので推奨しません。レモンは悪くないです。食べ物は、カロリーメイトなどを大量に買って枕元に置き、紅茶で湿らせて食べるのがおすすめです。まるで遭難者ですが、実際に遭難者なのです。

引用: 発達障害の僕が「うつの底」で体験した地獄 |東洋経済ONLINE

 

 

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