アドバンス・ケア・プランニング(ACP)という言葉が気になったので調べてみました

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)という言葉が気になったので、調べたことをまとめておきます。

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは

将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、 本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援するプロセスのこと
日本医師会 https://www.med.or.jp/doctor/rinri/i_rinri/006612.html

私がQOLという言葉を耳にするようになったのは、20世紀が終わるころ。

がんの終末医療に関する有識者の研究会の会報誌制作をお手伝いしていた関係で、こうした言葉を知り、専門家のご意見などを第三者的に見る機会がありました。

それから20年以上が経ち、状況もすったり変わっていて、錆び付いた知識を更新しようと記事のクリッピングをしているなかで見つけたのが、このACPでした。

厚生労働省は平成27年3月に「終末期医療」を「人生の最終段階における医療」という表現に改めた、ということですが、これも緩和ケアしか方法がないような状態から、選択肢が増えたことを意味しているのだと思います。

医師会のPRなどを読んでいると、“計画性”についての記述が目に止まります。

人生の最後はいつやってくるかわからない──というのは変わらないものの、タイムラグを伸ばすことができるようになり、その期間のQOLを上げることも可能になった、いやむしろ伸ばすなら上がらなければ意味がない、ということでしょう。

日本老年医学界のサイトでは、“自分らしく生きる”というキーワードを前面に押し出しています。

あえて言いますが、本当は“自分らしく死ぬ”ということ。

そういう自由が許される日本は幸せだと、最近の世界情勢をみるとつくづく思ってしまいます。

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