2021年1月11日
新型コロナ陽性→陰性でもウイルスはなくなっていない⁈
イタリアの研究で、新型コロナからの回復者の17%はウイルスを保持し続けていることが明らかになったそうです。
陰性結果が2回とか出れば「もう大丈夫!」だと思われていたのに、どうやら陰性結果でも安心できないのではないかと。
この調査では、「呼吸器症状、特に喉の痛みや鼻炎が続いている人」を追跡調査していて、確かにこういう症状が消えないのにPCR検査で陰性が続けば回復扱いになるという報道を耳にしていますが、なんとなくモヤモヤしていたことが、この調査だと「やっぱりダメなんじゃん!」になりそうです。
こうなると、検査の優位性が疑われるだけでなく、隔離の考え方を根本的に変えなければならなくなるようで、とても暗い気分になりますね…。
記事ではそのあたりを、「COVID-19パンデミックを封じ込めるために今後解決すべき大きな課題は、体内に残存する新型コロナウイルス断片に感染力があるのかどうかの解明」にあるとしてますが、その具体策は示されていません。
強いて言うなら、マスク、ディスタンス、消毒の徹底を、PCR検査でも判明する陽性者の数が一定数以下になるまで継続する、というのしかないのではないかと。
身も蓋もない話題ですが、長期化しつつあるコロナ禍のなかで生き残るためには、まずこのあたりの常識をヴァージョンアップしておかなければならなそうです。
新型コロナ、回復者の約17%がウイルスを保持|Care Net