わんパックはラン活に一石を投じることになるのか

ラン活というのは、小学校に入学する
子どものいる家庭でランドセルを購入する
一連の騒動を揶揄した言い方。

すでに一部のブランドでは、2024年入学向けの
ランドセルの予約が始まっているそうです。

えっ、前々年!

こうした争奪戦が過熱しているのも、
人気の色や材質が売り切れてしまうからとか。

さらに問題なのは、その価格。

平均で5万円、ブランドものだとそれ以上
なのだそうです。

エルメスじゃないんだから。。。

かなり家計への負担は増しているということですね。

そこへ投入されたのが、アウトドアグッズのメーカー
モンベルの新製品。

「わんパック」と名付けられたこのランドセル、
もともとはモンベルが富山県立山町と共同で
開発したもの。

2023年度以降、立山町内の公立小学校に
入学する児童全員にプレゼントされるんだそうです。

それが税込み1万4850円で12月1日から全国の
モンベルストアとモンベルオンラインショップで
発売になるんです。

朗報なのかと思いきや、そうではないという指摘も。

そんな「安物」で学校に行ったら子どもが
恥ずかしい思いをしないのかとか、
いじめられるのではないかとか。

なるほど、立山町の公立小学校であれば
全員がおそらく「わんパック」でお揃い
だから問題ないでしょうけれど
(もしかしたら金持ちの子どもがブランド品を
背負ってくるかもしれませんが)
いろいろな選択肢のあるなかでこの
「リーズナブル」なランドセルを選ぶのは
そうしたリスクもあるんだと気づかされました。

そういう同調圧力は日本の社会にはあるある
ですが、機能性とコスパを評価できない
村社会的な考え方は、なかなか脱却しにくい
問題なのかもしれません。

ブランド品を買ってあげたほうが
スクールカーストで落ちこぼれないという
意見もあるそうなので、ひとくちに解決とは
なりにくい問題なのかもしれません。

う〜ん、ランドセル、奥が深いですね。

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