【ひとりごと】人間は二歩下がって三歩進んでも幸せを感じられないようです
ネットで、「失敗は成功の糧になるか」が話題になっていました。
話の発端は、インタビューをした相手から、「失敗を糧にできるのは、確固たる成功体験がある人だけ」と言われたこと。
その人は、浅田真央さんが何度失敗しても次に向かうことができるのは、確固たる成功体験があるからだと言っていたそうです。
つまり、成功体験があれば失敗を糧にすることができるけれど、成功体験がなければそこから何も学べないことを意味していると言うわけです。
このエピソードは、「失敗を恐れるな、迷わず突き進め」といった“前向き”つまり肯定的に捉えられていたアドバイスが、実は逆効果だったことを示すことになります。
しかし……
この文脈で注意しなければならないのは、「失敗を肯定的に捉えるのは危険」ということと、「失敗を避けるほうが得」を結びつけてはいけないということ。
エジソンの有名なエピソードで、何千回もの失敗のあとに白熱電球のフィラメントを発明できたというものがあります。
「失敗を糧にするのは危険」という早とちりをしてしまうと、無駄になった失敗は意味がなく、だったらより確率の高い方法を考えてから実行に移すほうがいいように思ってしまうわけです。
しかし、「失敗は意味がない」というのも「失敗は糧になる」というのも、いずれもこの文脈からは外れているのです。
目的に向かって進むには、失敗することもあるということを知ることで、失敗に対する耐性を育てることが出来ます。
また、失敗を検証することで、成功に近づくヒントも得られることがあるでしょう。
いずれにしても、失敗そのものではなく、「失敗したこと」を違う角度で観るという作業が加わっています。
そうすることで、その失敗はすでに失敗した時点とは違う事象になっていることになるわけです。
失敗を失敗した時点にとどめておかないこと。
それが失敗にとらわれない生き方をするための方法ということですね。