ブルー・マンデーをゴールデンに変える五感別対策を考えてみました

 

日曜日の晩、テレビから「サザエさん」のテーマ曲が流れてくると憂鬱になるという症状は、すでに心療内科や精神科で一定の認知度がある概念だそうです。

参照:【第99回】サザエさん症候群は自殺リスクが高い?|CareNet

これは、一般的な休養日である土日の終わりが近づき、翌日から仕事や学校に行かなければならないというプレッシャーによって発生する気分。

軽い抑鬱状態として、海外ではブルー・マンデーと呼ばれています。

実際に、記事にある論文では、月曜日の自殺率が前年層の男性で高いことが示されています。

 

ブルー・マンデーを回避するための自衛策として

ブルー・マンデーの弊害は、月曜日を迎えることに対する不安だけでなく、週末を楽しく過ごせなくなることにまで発展しかねないことです。

週末とのギャップが大きければ、それだけ平日のスケジュールに戻るためのストレスも大きくなるということです。

だからといって、休日も平日と変わりなくすごそうとするのは、逆にストレスの解消ができなくなるため、さらに危険を招くことになってしまいます。

要するに、日曜日の晩というタイミングで抑鬱状態になることを受け止め、月曜日の朝にそれを引きずらないようにする方法を考えることが、「サザエさん」を安心してみるための最善策ではないか、と考えた次第。

この気分転換の方法は、抑鬱状態の程度の差にも関係しますが、できるだけ手軽であるほうが続けられるはずです。週1回の習慣化はマストであるわけですからね。

ただ、気分転換の方法に関しては、個人差がかなりあることも事実でしょう。

そこで、五感別に気分転換のアイデアを挙げてみますので、自分が五感のどれに反応しやすいかを探りながら、その方法を続けてみてください。もちろん、もっと自分がシックリくるアイテムやバリエーションにアレンジするのはオーケーです。

 

1.視る
視覚情報に敏感な人は、月曜の朝イチに目に入るものを、気分がアガルものにしましょう。ぬいぐるみや置物、ポスターといったアナログなアイテムはもちろん、スマホの待ち受け画面なんかも月曜日バージョンを用意しておくのは効果的でしょう。リマインダーを使って好みの画像を開けるようにしておく、というのもいいかも。

2.聴く
目覚まし時計とは別に、月曜の出勤前や通勤・通学のBGMに、気分がアガル音楽を選んでおくようにしましょう。ここでは、落ち着くというタイプのものより、アガルというイメージがもてるものをオススメします。

3.触る
月曜日に気持ちよく起きるためのアイテムを揃えてみましょう。たとえば寝具、枕カバーやパジャマを肌触りが気に入っているものにするのもいいでしょう。お気に入りを日曜日の就寝時に使うのがポイントですね。あと、起きてすぐにクリームを使ったマッサージや、シャワーなども肌への良い刺激になってくれるのではないでしょうか。

4.味わう
月曜日だけ、ちょっと高いコーヒーにしたり、好物を朝食のメニューにしたりしてみませんか。日本茶や中国茶など、できればカフェインの覚醒効果が利用できる飲み物で相乗効果を狙ってみるのもいいでしょう。

5.嗅ぐ
コロンやアロマを使った意欲の喚起に関しては、すでに各方面で実施されているほど効果が期待できるものです。オススメは柑橘系のグレープフルーツ。シュッとひと吹きするだけでもいいでしょう。

 

このように、人間の脳が外部からの情報を得るには、主に5つのルートがあります。

そして、この5つのルートには個人差があるのです。

したがって、「視る」ルートにトライしてみて「あまり効果がなかった」と感じても、諦めないでください。

アナタは「視る」よりもほかのルートの刺激のほうが効果があるかもしれないからです。

5種類を試してみると、自分でも知らなかった効果的な脳へのアプローチを発見できるかもしれません。

気軽にトライ&エラーしてみることが、マンデーをブルーからゴールデンなものに変えるいい刺激にもなるはずですよ。

 

 

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