2018年5月20日
徳島県海陽町がエンディングノート「しあわせノート」を配布しています
各地のエンディングノートの紹介です。
海陽町は、高知県に隣接する徳島県最南端の人口9,300人弱の町。
「しあわせノート」は、平成28年度海陽町みらい会議というプロジェクトでまとめられ、2,000部が制作されました。
実物は窓口で無料配布、無くなり次第配布終了となっていますが、PDFでダウンロードもできます。
表紙は2色刷りで、「しあわせノート」というタイトルの下に、「〜さん、ありがとう。家族のみんな、ありがとう。私を支えてくれた友人、知人の皆さんありがとう。私の想いを託したこのノートが、家族の幸せにつながることを願います」というコピーが入っています。
こうしたエンディングノートの目的と位置づけをしっかりと明記しているところは良いアイデアですね。
その下には氏名の記入欄と記入年月日、追記年月日の欄が設けられています。
2ページ目には、このノートの使い方に関する簡単な説明。
目次を見ると、「家族に伝えておきたいこと」「遺言について」「墓、葬儀について」「財産について」「わたしの人生」「連絡先」「デジタル遺品について」「自由記入欄」「大切な人へのメッセージ」という章立てになっています。
「家族に伝えておきたいこと」は、主に医療や介護に関する意思表示の内容になっています。
また、この「しあわせノート」には法的効力がないことを明記しながら、「遺言について」の項で遺言書の有無や遺言への啓発となっています。
「デジタル遺品について」はニーズを専攻するものですが、枠が1つだけと簡素なものになってしまっているので、今後はより細分化して実用的なバージョンアップを期待したいと思います。