「終活 どうすすめたらいい?」というテレビ番組を観ていて感じたこと

 

NHK総合の午後の帯番組「ごごナマ」。

金曜日は関西担当で、
「助けて!きわめびと」という
コーナーを設けてライフハック
的な内容の特集を組んでいます。

12月8日のテーマは“終活”。
「どうすすめたらいい?」
というタイトルで、終活を
始めるきっかけについて
あれこれと紹介していました。

エンディングノートを書くために

出演者の濱田マリさんは
「50歳になったら考えます!」
とおっしゃっていましたが、
たしかになにかきっかけがないと
考えようという気には
ならないでしょうね。

番組ではこんな調査結果も
紹介されていました。

 

さすがにここ最近の
エンディングノートの
ブームで周知されている
ようになりましたね。

 

ところが……。

 

実際に書くという段階へ
進んだ人はまだまだ少ない
ということです。

これはウィルという習慣がある
欧米からみるとかなり
低い数字と言わざるを
えません。

また、自分の終活を始めるのも
おっくうなくらいですから、
親の終活を言い出すのはもっと
たいへんにならざるをえません。

番組では親の終活を子どもが
どう始めればいいのかについて
取材を通して考えていきます。

高齢の母親とその娘さんの
終活のようすでは、母親が
気が進まないようすを
とらえていました。

「まだ死ぬと決まって
いないのに……」

そうもらす母親の気持ちが
大多数の日本の現状を
反映させているようですね。

終活カウンセラーの
武藤頼胡さん
のテクニックを紹介。

関係者の把握には
1.年賀状をチェックする
2.アルバムをチェックする

これをきっかけに話を聞き出し
エンディングノートを
埋めていくという作戦です。

次に、自分のエンディングノート
を見せるという作戦。

とっておきだそうです。

自分で描くことで
どんな気持ちになるのか、
どこが難しいのかが
わかるという効果もあります。

「一緒にやろうよ」
ということで、抵抗が
薄れる効果があるようです。

“自分だけ書かされる”
“死ぬことを意識させる”
というマイナス面を
払拭できるわけですね。

終活のきっかけを考える

書かなければいけないと
思っていても、やっぱり
きっかけがつかめないという
人も多いのが現実。

そこでそんな人には
これが効果があると言うことで
入棺体験を紹介。

スタジオでは濱田マリさんが
棺に入る体験を実行していました。

蓋をして3分間。

スタジオからは「わぁ……」
という声が上がります。

ショッキングな体験では
あるものの、一気にいろいろ
自分の終活について考えなければ
という気になりそうです。

ただし、心身の調子が悪いと
逆効果になることもあるので
注意しなければならないようです。

家族・夫婦で体験することを
勧めています。

若くても老いていても
自分の人生を振り返る
きっかけにできるとのこと。

3分間を終えて、濱田マリさんは
予想以上にいろいろあことを
考えることができたと
涙ぐみながら話されていました。

葬儀・納骨などの注意点

エンディングノートを書くときの
注意事項についての解説も。

葬儀のスタイルと費用の紹介。
一般葬/家族葬/直葬

付き合いの範囲の多様化で
葬儀のスタイルも多様化している
ということのようです。

葬儀のスタイルに関しては
厳密な定義があるわけでは
ありません。

ただし、それだけにトラブルも
起きやすいということです。

たとえば身内で葬儀を済ませて
後になって親類や友人から
「呼んで欲しかった」と
文句を言われたり。

一方で、葬儀では慌ただしいので
あとでゆっくり個人の想い出を
語りに訪ねるというような
弔う側のスタイルの自由度も
広げる効果があるようです。

次に紹介したのは「お墓」。

納骨堂が人気になっている
と取り上げられていました。

納骨堂のよさは、近場を
選ぶことが出来て
しかも手ぶらで行けること。

納骨に関してはそのほかに
樹木葬にも注目が集まっていて
実例を紹介していました。

樹木葬は「お墓参り」という
気負いがなく訪ねていける
のがメリットという
利用者の声を紹介していました。

リスクは、お骨の扱いが
それぞれ違うこと、
お骨の移動ができないことが
あることなどなど。

海洋散骨の実例も紹介。

業者代理や遺族同乗など
種類があります。

海洋散骨は勝手には
できませんので、
業者の説明をちゃんと受け
納得して選ぶ必要が
あるようです。

さらに宇宙葬も。

ミニロケットで打ち上げられ、
燃え尽きて遺骨は星になる
そうです。

方法もロケットからバルーン
までいろいろあるそうです
ので、要確認ですね。

また、遺骨を手元に
置きたい場合のペンダントや
壺などのグッズを紹介。

ただし、こうしたグッズに
したお骨は「残るもの」
なので、残した人が
その後々の処理を
どうするかを決めておく
必要がありますね。

これもまた、継承者の
終活ということに
なるのでしょう。

ここで番組のコーナーは
おしまい。

ごごナマ 助けて!きわめびと「終活 どうすすめたらいい?」|NHK総合
http://www4.nhk.or.jp/gogonama/x/2017-12-08/21/18413/2658127/

トミザワも終活ガイドの
端くれとして「終活のお悩み」
のご相談を承っています。

こうした番組もできる範囲で
チェックしておりますので、
ご意見やご相談がありましたら
コメントやメールを
いただけたらと思います。

 

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