Facebookの“お片付け”は一筋縄ではいかないようです
デジタル終活の中で、スマホのデータやネットバンキングとはちょっと異なる対応の仕方が必要なのが「SNSの仕舞い方」です。
Facebookでは2015年に、本人の死後、アカウント管理を第3者に任せることができる新機能を発表。
このレガシーコンタクト機能では、ユーザー本人が亡くなると、事前にそのアカウントの管理できるように指名されていた人にアクセス権限を移譲、以後はその人が運営できます。
レガシーコンタクトを利用すれば、仮にん城された人が50販売など本人のFacebookのページに投稿することができるようになるわけです。
そのアカウントページがレガシーサービスを利用始めたことは、ユーザーネームの上に「Remembering」と記載されることでわかるとのこと。
現時点(2018/06/07)で日本のFacebookの対応を見てみると、「追悼アカウントのリクエスト」というサービスが生きているようです。
管理者の移譲については、一応、死亡証明できる書類のリンク先アドレスを求めていますが、任意であり、その処理が適正に行われるかどうかについてはちょっと不安が残りそうです。
レガシーサービスの目的が、管理者不在となったアカウントの乗っ取りを防ぐ目的であることは、権限を委譲された第3者のできることをプロフィールの写真を変えたり、友達リクエストに応じたり、アカウントも削除したり、ここだけ風邪ひいていることからわかるでしょう。
つまり、管理の権限外上司店のアカウントでログインすることができない、つまり過去の記事やそれまでの友だちの変更や削除、メッセージログへのアクセスはできません。
これは亡くなった人のプライバシーへの配慮と言えます。
こうした取り組みはまだまだ過渡期であり、Facebookでも今後の対応が変わっていく可能性があることを示唆しています。
日本での就活の盛り上がりを受けて、SNS各社もこうした対応をいろいろと打ち出してくることが考えられます。
続報がありましたら、また取り上げたいと思います。
参照
Facebook 死後にアカウント管理、遺言を残せる機能を追加 |男子ハック
あなたが死んだらFacebook上のプライバシーはどうなるか? |TechCrunch Japan