TVドラマ #エンディングカット ご遺体の「髪を整える」という意味について

TVドラマ「エンディングカット」は、終活カウンセラーを名乗る自分にとっても未知で、しかもいろいろと考えさせてくれる内容でした。

ドラマの主軸は、母親を亡くした高校3年生の娘と、出張美容師の父との葛藤です。

反目する娘が、自分にはなにかを隠しているように感じていた父親の行動が、エンディングカットという仕事だったというのが前半。

後半は、父親がエンディングカットの仕事に進んでいく過程を描き、エンディングカットとはナンなのかをわかるように構成されていました。

そもそも、エンディングカットとは「葬儀の一環として納棺の技術を持つ美容師や理容師が、故人を棺に入れる前に遺族の依頼によって生前の姿のように髪の毛をカット・カラー・パーマ・シャンプーなどヘアーメイクするというもの」なのだそうです。

「エンディングCut技師」と呼ばれるこの仕事、特に資格は必要が内容ですが、前提として「福祉理美容師や納棺師の資格」は必要になるようです。

ドラマを含めた「エンディングカット」の印象として、葬儀のオプションというよりも、遺族のご遺体に対するリスペクトの示し方だというほうが強いのではないかと思いました。

身だしなみを整えて送ってあげたい──。

一見、ムダのような、自己満足にしかならないようなことかもしれませんが、自己を満足させてようやく、供養と呼べるお見送りができるのではないかと考えると、とても意味のある行為であり、仕事なんじゃないかと思った次第。

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