豊島区の「終活情報登録」のことが朝鮮日報で報じられていました【ニュース拾い読み】

朝鮮日報で報じられた日本の終活事情。

東京・池袋の豊島区役所に開設された「終活情報登録」の窓口について触れられています。

豊島区では、「在住の65歳以上の人なら誰でも緊急連絡先と臓器提供・検体の意志の有無、遺言状の補完芭蕉などを区役所にあらかじめとうろくすることができる」制度があるそうです。

この登録には、それを証明するステッカーやカードも発行しているので、情報は共有されるとか。

これ、いい制度ですね。

こうした終活情報の登録は、東京23区で初。

東京都全体の平均より1人暮らしの高齢者の割合が高かったこともあり、区役所が手を打ったということなのでしょう。

豊島区では、2021年2月にすでに「終活あんしんセンター」という終活専用窓口も開設。

この記事では、日本の終活内容についても紹介しています。

その内容は、情報の一元化と共有、そして生前の断捨離による遺族の負担軽減──と、これって万国共通なのではと思ったりしたのですが、社会制度や不要の考え方などは各国それぞれなので、平準化できないことなのかもしれません。

もちろん、終活のすべてを役所に委ねることは現実的ではなく、個人の想いをそれぞれどのように反映させられるかという部分も重要になってくると思います。

記事で指摘している黒柳徹子氏の発言や五木寛之氏の『捨てない生きかた』も、そうした“尊厳”を忘れずにいることの重要性を言及しているのでしょう。

これはまた、終活をする側も、手続きなどの事務的な処理、すなわち感情的な範疇のことは役所=第三者に任せ、残す残さないなどの自分の気持ちを整理して生活に望むことの大切さを教えてくれているのではないかと思います。

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