聞く総理は困窮家庭の痛みが理解できているのでしょうか?【ニュース拾い読み】


令和4年10月11日、岸田総理は、都内で経済的困難を抱える家庭の子どもたちの支援者と車座対話を行った後、施設の視察を行いました。


まず、本日は食料品やエネルギー中心に物価が高騰する中、国民生活に大きな影響が出ている、その中にあって経済的に恵まれていない子どもたちを支援するために最前線で頑張っている皆さんのお話を聞かせていただきました。切実な現実、また更なる取組の必要性、こうしたものを痛感させていただきました。そして、今日頂いた意見も踏まえながら、今月中に取りまとめる総合経済対策において、とりあえず以下の事を盛り込んでいきたいと考えています。まず、子供食堂等への食品提供を支える事業として、今日、御指摘があった倉庫の支援というのがありましたが、倉庫の支援も含めて、「フードバンク支援緊急対策事業」、これを大幅に拡充したいと思っています。また、食事、食材等の提供を行う「地域子供の未来応援交付金」、この補助上限額、これを大幅に引き上げたいと思います。またプレイパークを備えた居場所など新たな子どもの居場所づくりの形を考えるモデル事業の創設、これも進めていきたいと思います。こうした取組を進めることによって、物価高騰によって大きな影響を受けている経済的に困難を抱える家庭の子どもさんたちの支援も含めて、政府としてこの支援をしっかりと予算においても、制度においても用意するとともに、今日も意見交換の中で出ておりましたが、きめ細やかな運用に心掛けていきたい。このように感じております。

安部政権のころからよく耳にするようになったのですが、
内閣府に呼ばれて総理官邸で事情聴取が行なわれ、
それに基づいた政策が実施されるという事例。

脱官僚どころか国会もスルーしての政治主導で、
スピード感はあるもののチェック機能が心配されるところです。

この車座などもそうした流れのひとつだと思われ、
総理が民の意見を「聞く」というアピールには
貢献できるものと考えられますね。

物価高騰が家計を直撃する現状で、
困窮家庭の救済は急務だと思われるため、
この聞き取りが効果を発揮することを期待したいと思います。

総理の言質としては、
1)子供食堂を対象とした倉庫の支援を含めた拡充
2)地域子供の未来応援交付金の補助上限額の大幅引き上げ
3)新たな子どもの居場所づくりを考えるモデル事業の創設
が挙げられていました。

印象としてはかなりシステム論にとどまって、
値上げが直撃する年末にかけて
困窮家庭を救済する具体案になっていないのでは?
と思うのですがどうでしょうか。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください