2018年5月7日
自分を三人称で語ることによって感情が楽になることを心理学的な実験が証明しているそうです
自分の感情をコントロールする方法はなかなか難しいですね。
腹が立つことがあったから瞑想して自分をいさめようとしても、思い浮かぶのは腹が立ったことばかりというのは、皆さんも経験があるのではないでしょうか。
ミシガン州立大学の心理学者が行なった実験では、自分に対して三人称で語りかけることにより、感情をコントロールしやすくなるという結果が出たそうです。
自分に「三人称」で語りかける? 効果的な感情コントロール法|FIGARO.jp
この実験では、トラブルに直面したときに、「なんで私は動揺しているのか?」と自問するのではなく、「トミザワエイイチはなんでどうようしているのか?」と自分に三人称で語りかけることを勧めています。
こうすることで、自分事を他人事に置き換え、距離感を作ることができ、それによって感情をコントロールしやすくできるとのこと。
なるほど、これは効果がありそうですね。
アソシエイトからディソシエイトへという視点を変えることで客観視する余裕が生まれ、対処方法も考えやすくなるでしょう。
別の実験でも、独り言を一人称ではなく三人称にするだけで、その対象となっている辛い出来事に対する脳の活動領域が変化、結果的に辛さを感じづらくしているという結果が出ているとのこと。
三人称で自分を語るなんて、物語の主人公になりきる「現実逃避」なのだからダメなのかと思っていたら、意外にもかなり効果的な方法だったんですね。
まぁ、オタク的ではありますが、こうした防御本能はそうした方々のほうが感覚的に察知できていた、ということなのかもしれません。
いずれにしても、参考にしてみたいと思います。