在宅看取りの現在形を考えてみる。[chat AET]

自分の最期をどこで迎えたいかー。これは小さな願いですが大きな壁のある問題でもあります。

ザックリと分けて、自宅、病院、施設が考えられますが、それぞれ一長一短があるだけでなく、最大にして難題となっているのが“想い入れ”なのではないでしょうか。

この記事では、1,000人以上の在宅看取をしてきたという日本在宅ホスピス協会会長で医師の小笠原文雄さんを取材して、日本の在宅看取りの紹介をしています。

小笠原さんの現場経験に裏打ちされた「最期までこの家で暮らしたいという願いがかなうと、本人も家族も笑顔になれるのです」という言葉は、一方の真実であることは確かでしょう。

「一方で」というのは、この笑顔の前提に「家族も」という条件があることを抜きにして評価できないと思うからです。

家族がいる場合、家族の想いを残すことなく送ることも重要です。

単身世帯が増え続けている日本では、“家族での看取り”も昭和なバイアスを令和版にアップデートしていく必要があるのではないでしょうか。

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